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素人でもそこそこ美味しいパンを作ろう1

 

今日は男前バターロールの作り方をじっくりと紹介していきます。

パン作りの基本、バターロールです。綺麗に手を洗って、モミモミモミモミと感情込めて、捏ねていきましょう。パン作りは1回目の成功体験がとても大事だと思います。1回目が、そこそこ上手くいって自分で食べても「柔らかくて美味しい」と感じたら、時間が許す限り、2回目、3回目の機会が作りやすくなると思います。ぜひ楽しみながら作ってみてください。 

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レシピのおさらい。

【具  パン18個分】

強力粉  400g

砂糖  40g

  6g

バター 50g

ドライイースト  7g

卵(3/4個)約50g

牛乳  220cc

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1.粉類の投入

材料の準備が整ったら大きめのボウルに粉を入れていきます。

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ボウルをハカリの上に乗せて0計測します。これでボウルの重さを除いた材料が計量できます。

まずは強力粉を入れます。固まりがある場合は、泡だて器などで均一になるように軽く混ぜてほぐします。ついでにボウルの真ん中あたりを少し窪みができるように粉を周りによけましょう。

次に砂糖さんをドバッと投入。これは混ぜません。次に塩を入れますが、砂糖さんと接触しないようボウルの壁に近い側に入れましょう。

そしてパン発酵の要となるドライイーストを砂糖めがけて入れていきます。なぜかというと、ミルク投入時に早く砂糖とイーストが絡み合って予備発酵を始めてくれるからです。

粉の投入が終わりました。

2.液体の投入

続けて液体の準備です。計量カップをハカリに乗せて0計測します。

 

そこに卵を割って落とし、ミルク(または水)を入れましょう。ミルクと卵をよく混ぜ合わせたらレンジで人肌程度に温めます。35度~40度前後のぬるま湯です。特に冬など寒い時期は捏ね温度を上げるためにもこの温めが大切です。

さて、ミルクをボウルに入れていきます。イーストめがけて投入し、シリコンヘラで優しく混ぜていきます。まずは半分くらい入れて粉とミルクを馴染ませて、それから少しずつミルクを入れて粉の状況を見ながらそそいでいきます。ある程度馴染んできたらボウルにこびりついた粉を削ぎ落として生地を丸めて捏ね台の上に移します。

3.捏ね前半

ここからが本格的な生地の捏ねタイムが始まります。

 

はじめは特にベタついて手にたくさん粉が付きますが、諦めないでコネコネ、ネバネバ頑張りましょう。3分くらい千切って伸ばしてを繰り返していくうちに、だんだん水分が減ってきて、捏ねやすくなってきます。レシピ通りに入れたはずなのに一向にネバネバが取れない時があります。そんなときはシレッと粉をスプーン小さじ1杯ずつ程度チョロチョロ足して調整します。そこからまた叩きつけて、広げ伸ばして、丸め戻して、を100回から200回繰り返します。初めて作るときは、腕がパンパンになり握力がなくなってきて、そのペースがだんだんと落ちてきます。

4.バター投入

疲れたころが、バター投入時期です。軽くレンジ(10秒くらい)で計量したバターを温めます。

 

生地を円形に広げて、その上にトロッと溶けたバターを、1/3くらい垂らします。生地を畳み込む感じでバターを馴染ませます。隙間からバターがはみ出すので、すくいながらクチャクチャと混ぜていきます。なんとなくベタつきが減ってきたら残りの13を入れ、また減ってきたら13を入れる。という感じで3回くらいに分けて捏ねクチャ捏ねクチャ繰り返します。部分的にバターのベタつきがなくなるまで捏ねていきましょう。 

5.捏ね後半

べとつきがなくなったら、捏ねラストスパートです。

 

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厳密にはこの時の生地の温度が大事なのですが、バターが混ざった生地のしっとり感と柔らかさをしっかり手で感じることです。馴染ませて、中身をめくるようにこね返しながら、耳たぶくらいの柔らかさで、でも生地を指で挟んで引っ張ると、薄い膜のような伸び方をするようになれば完成です。膜ができる前にちぎれたり破れてしまう場合はもう一息捏ねましょう。おつかれさまでした!!

パン作りの6割が終わったも同然です。あとは、時間はかかりますが作業が、ぐっと楽になります。

 

 

6.一次発酵

いい感じに記事が出来上がったら一次発酵です。

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生地の表面が滑らかになるように丸めて、ボウルに入れて、ラップします。電子レンジに発酵機能がある場合は「発酵 35℃ 35分」にセットしてスタート!

 

もこもこと膨れ上がった生地を楽しみに待ちましょう。アンパン、クリームパン、ハムチーズやソーセージなど、おやつパンを作るときには、この一次発酵の時間を利用して下準備をするのが効率的です。ピュアなロールパンを作るときには、汚れた台や機材を洗っておくなど、待ち時間を有効活用しましょう。

さぁ、発酵が終わりました。様子を見てみましょう。指に粉を軽くつけて、膨れた生地にブスっとひと突き。生地の戻り具合を確認します。生地が完全に元に戻ろうとしている時は、もう少し発酵が必要です。適度な戻りと穴が残った状態が保っていたら発行完了。穴が大きく空いたまま全体が小さくしぼんでしまう場合は発酵のやりすぎが考えられます。(2次発酵以降、大きな膨らみあ期待できなくなりました・・・泣)

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7.ベンチタイム

無事に発酵が終わったら、生地をヘビのようにコロコロ転がして伸ばします。

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一個あたり45g前後になるように切って丸めます。丸めたときに切れ目がなるべく見えないように指でつまみながら整えます。丸めたら一定間隔をあけて置き、濡れたフキンやキッチンペーパーを被せましょう。生地の休憩時間です。1015分乾燥に注意しながらベンチタイムをとりましょう。

 

 8.成形

休憩時間が終わったら、いよいよ成形していきます。

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作りたいパンに合わせて、粘土をこねるように自分の好きなパン・食べたいパンの形を作っていくのです。今回はシンプルな手捏ねロールパンがテーマなので、それを作っていきます。丸く膨れ上がった生地を先端が細く、下のほうがすこしもったりした、「しずく」のような形になるように手で形を作ります。おおまかに形ができたら、麺棒を取り出し、その形のまま手前が太く、奥のほうが細長い涙の形を縦長に伸ばした幹事に成形していきましょう。伸ばしたら、分厚い方から細い方に向けて、クルクルっと丸めていきます。これええロールパン1個あたりの作業が完了となります。以降、18個分同様の操作を繰り返してください。麺棒で上手に縦長の涙形を作るのはなかなか難しく、1つずつ形が微妙に変わっていきますが、きっとこのあと発酵していい感じに大きくなることを信じて丸めていきましょう。

  

9.二次発酵

生地の成形ができたら、いよいよ最後の発酵です。

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期待に胸膨らませながら、生地がしっかり膨らんでくれるよう祈りましょう。

さて、、レンジ用の鉄板の上にクッキングシートを敷いて、生地と生地がかぶらないように、適度な間隔をあけてください。オーブンの横に給水エリアがあるようでしたら、給水して準備を行います。キレイに並べたらオーブン内にパン生地を入れて、しばらく発酵を待ちましょう。

パンパンに膨らんで、隣のパンとひっついてしまうこともあるので、強く生地を刺激して穴があいて凹んでしまわないよう、丁寧に取り扱ってください。レンジの電子音が聞こえたら、2時発酵完了です。オーブンから鉄板を取り出し、歩く休ませます。 

 

10.焼きパン

長かったパン作りもいよいよ最終工程。

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おいしく焼き上げるために、まずは予熱オーブンを行います。温度を「230度」くらいに設定して「2段焼き」で予熱スタート。その間二次発酵が終わったロールパンの生地には、溶いた卵をハケで上部を優しく塗ります。強く力を入れると、せっかく膨らんだ生地がプシューと空気の抜けた風船のように凹んでいくので注意です。

全部塗り終わったら、予熱完了を待ちます。

予熱が終わったら、すぐにトレイをオーブンに挿入しましょう。オーブンのドアを空けたままこの作業をゆっくりやると、温度が下がってしまうためなるべく迅速な作業が大切です。急いで入れたら、210度くらいに温度設定を変更して10分焼きます。焼き上がりの音が聞こえたら、今度は180度に温度を変更して15分焼きましょう。

オーブンレンジによってこの温度設定と焼き加減が異なってくるため、途中焼き色などを確認しながら、程よいきつね色になるまで焼いていきます。

無事イメージしている色に変わったところで、焼き終了です!お疲れ様です。

トレイをオーブンから取り出し、もし底上げされた網がある場合は焼けたパンを網の上に移動します。焼き立てのチンチンのパンを1つ頬張りながら、残りを冷ましていきます。30分も放置しておけば予熱が取れて、ちょうどよい「焼き立てパン」の出来上がりです。

 

いやぁ長かった。読むのも焼くのも簡単ではないですね。

トータル約3時間の手捏ねロールパン。

 

ふっくらと仕上がった生地を食べた瞬間は最高に幸せです。

気軽ではないですが、ぜひみなさまも、一度、手捏ねロールパンにチャレンジしてみてください!